社内の登壇勉強会で「より良い登壇を目指して今すぐできること 〜楽しい? 面白い? 伝わる?〜」を話しました
登壇って難しいですよね。何を話したら良いんだろう、聞き手は何を求めているんだろう、この話を聞いてる側は楽しいんだろうか、伝えたいことが伝わっているんだろうか。悩むこと・考えることはたくさんあります。
私自身、登壇経験は数回(計60分ぐらい)ですが、せっかく聞きに来てる方に対してしっかりと応えたいと考えています。
今回は、2020年4月9日に社内で開催された「第2回・登壇勉強会」で話した登壇初心者なりに考えていることの内容と資料をご紹介します。
登壇資料
登壇した理由:なんか面白そう
前回の内容が面白く、「人それぞれいろんな考え方やポリシーがあるんだなぁ」と実感しました。そこで思ったのです。登壇ほぼしたことない人が話してもおもしろそうだな、と。
自分の発表が楽しいか、面白いか、なにより伝わるか、を常に考えよう
シンプルですがコレに尽きると考えています。発表内容がいい話だとしても、聞き手が「聞こえづらい・ツマラナイ」などと思ってしまえば、伝えたい内容が十分に伝わりません。 それを防ぐために考えていることや小ネタについて話すことにしました。
といっても、細かいデザインの話とか見た目の話とかはしないことにしました。他に良い資料があるからです。
話すこと
大きく下記3つです。「大事」と「小ネタ」に分かれていますが、項目が1ページに収まらなかったので分けただけなので、深い意味はありません。
登壇中に気をつけていること
自分の言葉で話そう
スライドや原稿をただ読み上げるのではなく、自分の言葉で話すことが最低限大事だと考えています。 そのために下記を意識すると良いですね。
- 大事な部分を強調する
- 大事な部分はあえて小声で話す
- 口癖や意味のない言葉に気をつける
大事な部分を強調する
大事な部分を強くゆっくり話すと、より伝わりやすくなると思います。
- 「この本」が大事
- 「あなたに」が大事
- 「貸します」が大事
大事な部分はあえて小声で話す
たとえば「ここでだけの話なんですが……」を大声で言う人はいないと思います。小声で言うことで、相手の注意をひきつけます。
口癖や意味のない言葉に気をつける
このあたりは、日常的に意識して訓練することが大事かなと。
参考書籍
スピーチや会話の「えーっと」がなくなる本 | 高津和彦 |本 | 通販 | Amazon
「稼ぐ!」話し方 | 真地勇志 |本 | 通販 | Amazon
メモってる気配があればフォローする
これはそのままですね。
登壇資料で気をつけていること(大事)
事前公開したタイトルと概要はなるべく守る
- 「コレ聞きたい!」と思って来てくれた人を大事にしたい
- タイトルと概要はしっかり考える
- 少なくとも話したいコアの部分は決めておく
勉強会とかに参加すると、「ん〜、xxxの話を聞きたかったけど、なんか思ったんと違うかった」となったことがあると思います。 こうなるとお互いミスマッチになるので、「この話をします!」「分かった!」な関係を目指しています。
立場や登壇背景を明確にする
これもそのままですね。「その人(登壇者)」だからこそ話せる内容にしたいですし、説得力をあげてより伝わってほしいからです。
何を話すか(コア部分)を最初に言う
- 最初に結論、なスタイル
- コレを頭に入れてもらった上で、以降のスライドを見てもらいたい
- 最後に同じスライドを表示して、納得感を高める
- 作る上でも一貫性を保つ指標になる
私のスライドの作り方は、「これら話せる!」を集めて「こういう風にまとめよう!」とすることが多いので、コア部分をしっかり決めることでスライド作成時に役立っています。
スライドの下側はなるべく空ける
コレに関しては言うことないですね。ご覧ください。
登壇資料で気をつけていること(小ネタ)
序盤になるべく多く手が挙がる質問をする
ずっと座りっぱなしだと身体が固くなったりするので、ちょっとでも身体をほぐしてほしいと思ってます。 椅子によって異なりますが、2〜3時間ぐらいでお尻が痛くなったりするんですよね……。自分がそうなのでつらい……。
目次を設ける
「今、何の話をしているんだろう?」や「なんの脈略もなくいきなり話が変わったぞ」があると結構ツライですよね。ついていくのが大変です。そのため、目次を設けるほうが聞き手にとって優しいと考えています。
文字情報を多めにする
写真や絵が1枚どーーーんとあるスライドで話したとして、「このページで良いこと言ってたけど、なんだっけ……?」となってしまう(自分はなる)ので、あとから見返しても伝わるようにしています。
紙芝居を意識する
作り方のコツとしては、最初に完成形を作ってから、コピペして引き算でスライドを作ると楽です。
以下実際の紙芝居例
さいごに
100人いれば、100通りの考えやポリシーがあると思います。自分と合いそうな部分は積極的に取り入れてレベルアップしていきたいですね。 少しでも参考になれば幸いです。